【2017年5月24日 恋愛コラム ③】
◆質問:03
占い師って資格とか免許とかないんですか?私の弟がネットで占い師の仕事の募集があったと言っていたので、「えっ!?そんなもんなの」ってビックリしました。私自身、電話占いなどをよく利用してるんですけど、自分の電話の向こう側はどうなっているのか考えたこともありませんでした。自分の個人情報も相手に伝えてるので、怖いです。ラスカルさん、教えてください。
◇回答:03
はい、占い師にもいろいろありますが、その全ての占い師に共通するのが、免許や資格がないということです。それはそうです、ただの「占い」ですから。
だからといって「占い」を否定しているのではありません。本物の占い師は占うという本分を飛び越えたりはしませんし、しっかりとした技術を持っているので、相談者の秘めた可能性を導き出してくれるものです。が、そういった占い師は過剰に広告などを出しませんし、絶対数が少ないので見極めるのが困難なのが現状です。
それと求人の件ですが、インターネット上で求人募集をしたりしていることをラスカルも知っています。とても興味があったので、実際に応募してみて働いてみたこともあります。もちろん、こういうサイトをしているだなんて先方には伝えていません。潜入ルポのような感じですかね、ドキドキしました。
まず、メールなどでの占いに関しては、ひとつの事務所にスタッフが集まって時給制で占い師となります。大学生もいれば、長髪のバンドマンもいます、要するになんでもありでした。マニュアルやテキストがあるので、顧客の名前だけ変えて、一斉にいろんな相談者へメール送信したりします。
在宅の場合はメール文字数とか相談件数の出来高報酬型もありました。
こういうシチュエーションなのを知らずに、相談者は「先生、先生」と占い師を頼っているのかと思ったら、なんとも情けなく感じました。
電話占いも潜入しましたが、前述のシチュエーションと50歩100歩でしたね。相談者からのクレームが入ってきたときの専門の応対係や、新規の相談者獲得のために掲示板などに書き込むだけの仕事の人もいました。
さらには他の占い業者から専門の名簿業者を通じて、占いに課金したことのあるユーザーの名簿(すごい数の人のリスト)を買ったりしていました。
占い業界の中から本物の占い師を探すのは、例えるなら月面から投げたボールが、甲子園球場のキャッチャーミットにストライクで入ってくるくらい難しいのではないでしょうか。今や、占い師の敵は占い師となっていますから。
皆さまもご注意ください。