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【恋愛する音楽 ① ドビュッシー:喜びの島】

「恋」というのは教わるものでもなければ、教えるものでもありません。

私たちはいつしか「恋」の概念をことばだけによって理解しようとしますが、それはとても損をしていることになります。世界中のあらゆる表現者がことば以外による方法で、「恋」のコツを披露してくれています。これを参考にしない手はありません。

この項目では【恋する音楽】を紹介させていただきます。

日々の生活でも音楽と同じようにリズム、メロディ、ハーモニーがあります。音楽のニュアンスを吸収することで、あなたの発想もこれまでにない豊かなものとなるでしょう。

【タイトル】喜びの島 (原題:L'Isle joyeuse) 【作曲者】クロード・ドビュッシー 【制作年】1904年頃

【概要】 ドビュッシー自身も「恋愛」については好き勝手にやっていて、それによって当時は大きなスキャンダルとなり、彼女が自殺未遂をするなどの不幸にも遭遇しました。

この曲を作った当時、既婚者であったドビュッシーは自分の教え子の母親と不倫をしており、それを知ることとなったドビュッシーの妻がコンコルド広場にて自分の胸をピストルで撃つという騒動が起きました。

画家のヴァトーが描いた「シテール島への巡礼」という絵からインスピレーションを受けて作られたこの曲は、ドビュッシーによる男性目線での恋愛観が色濃く反映されています。

そして何より、ヴァトーがモチーフとしたシテール島は、愛の女神ヴィーナスの島として神話に登場する場所です。


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